ガイド · 悩み別
· 11分で読めます

バンド6・7・8で見るIELTS Writing Task 1の折れ線グラフの解答例

簡潔な答え

このページでは、架空の折れ線グラフを、同じoverview(全体の概要)と同じ主な特徴で、バンド6、7、8の3通りで説明します。そのうえで、点を得る表現と失う表現に印をつけています。折れ線グラフでバンドを分けることが最も多いのは、overviewがすべての線の方向を言い切っているか、そして詳細が、各比較に決着をつける数値を挙げているかどうかです。

アプリでは、Task 1のレポートに評価項目ごとのバンドの幅とData Accuracy(データの正確さ)カードが示されるので、自分のレポートとここの3本を比べられます。

Writing向けアプリ

iOS・Android対応

有料アプリ:料金について · 請求と返金 · サポート

アプリの画面表示は英語です。このサイトでは、アプリについて日本語で説明しています。

目次

このページでは、架空の折れ線グラフを1つ取り上げ、バンド6、バンド7、バンド8の3通りで説明します。3本のレポートは、同じoverview(全体の概要)で、同じ主な特徴を取り上げています。変わるのは書き方だけなので、見える違いは、データのどこに気づいたかではなく、バンドによる違いです。このようなグラフの読み方と計画の立て方は、折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフ、表のガイドで説明しています。折れ線グラフは練習教材での呼び名であり、IELTSの区分ではありません。

3本の解答は、このサイトのために書いたものです。実際の試験問題のものではなく、IELTSの採点も受けていません。比べるための例であり、暗記するための解答ではありません。IELTS.orgは暗記した内容や盗用した内容に減点すると述べており、試験で出るグラフもこれとは別のものです。このページの使い方は、各バンドがどう見えるかを確かめることです。

この記事のポイント

  • 3本の解答は、同じoverviewを述べ、同じ特徴を使っています。変わるのは、overviewがどれだけ正確か、数値が主張にどれだけ合っているか、文がどれだけ正確に組み立てられているかです。
  • バンド6の解答にはoverviewがありますが、規模が示されず、詳細の1つは線を読み違えており、グラフが裏づけない意見で終わります。
  • バンド7の解答は、各線の方向を言い切り、詳細をまとめていますが、ミスが1つか2つ残っています。
  • バンド8の解答は、各比較に決着をつける数値を挙げ、補助なしに次の段階へ進みます。

問題文

この問題文は練習用に作った架空のもので、過去の試験問題ではありません。数値は切りのよい数字で、実際の統計ではありません。

The line graph shows the amount of electricity generated from three sources in one country between 2000 and 2020. Summarise the information by selecting and reporting the main features, and make comparisons where relevant.

グラフの元になっているデータ(単位は1年あたりのテラワット時)は次のとおりです。

Year Coal Gas Wind
2000 60 20 2
2005 55 30 5
2010 40 40 12
2015 25 45 25
2020 10 40 45

3本の解答は、いずれもグラフを次のように読んでいます。

  • overview:coalはどの時点でも減り、windは最小の電源から最大の電源に増え、gasは増えたあと、2つの間で横ばいになりました。
  • 特徴1:coalは60から10に減り、2010年に40でgasと並びました。
  • 特徴2:gasは2015年に45でピークに達し、2020年に40へ下がりました。
  • 特徴3:windは最初は2で、2015年に25でcoalと並び、2020年には45に達して、gasとcoalを上回りました。

バンド6・7・8で見る同じ折れ線グラフ

注釈のついた表現にカーソルを合わせるかタップすると、採点者が注目する点が表示されます。凡例は、色ごとに評価項目を示しており、オレンジは減点につながるミスを示します。

Band 6

The line graph shows how much electricity was produced from coal, gas and wind in one country between 2000 and 2020, and the figures are in terawatt-hours.

Overall, coal went down a lot and wind went up a lot, and by 2020 wind was the biggest source, while gas was in the middleoverviewはありますが、「a lot」では規模が分からず、gasの線は位置づけられているだけで、動きが説明されていません.

In 2000, coal was the largest source at 60 terawatt-hours, but it fall every five years動詞の形の誤り:正しくは「fell at every point」 and reached 10 in 2020. Coal was 55 in 2005 and 40 in 2010, so it went down in every period. Gas started at 20 and rose to 40 in 2010, the same as coal. It then grow動詞の形の誤り:正しくは「grew」 to 45 in 2015 and stayed stable at 40 in 2020gasは45から40に下がったので、「stable」は線の動きを読み違えています.

Wind was the smallest source at the start, with only 2 terawatt-hours, so it was far below coal and gas. It increased slowly until 2010, when it was 12, and then it increased very quickly同じ動詞が繰り返され、段落内のつなぎは「and then」だけです. In 2015 wind was 25, the same as coal, and in 2020 it reached 45, higher than both gas and coal. I think wind is a good source and it will grow more in the future意見と予測です。Task 1が求めるのは、グラフが示すことだけです.

Band 7

The line graph compares the amount of electricity generated from coal, gas and wind in one country over a twenty-year period, with figures in terawatt-hours.

Overall, coal declined steadily while wind grew from the smallest source to the largest, and gas rose and then levelled off between the twooverviewが各線の方向を言い切り、最後の順位も述べています.

Coal supplied 60 terawatt-hours in 2000, three times as much as gas, but its output fell at every point, to 40 in 2010 and 25 in 2015, ending at only 10 in 2020. Gas, which were主語と動詞の不一致:正しくは「was」 level with coal at 40 in 2010 after rising from 20 in 2000, peaked at 45 in 2015 before easing to 40 in 2020分詞を使った構文で、出来事の順序を1文で示しています.

Wind, by contrast, started from just 2 terawatt-hours and grew slowly until 2010, when it reached 12, so it remained the smallest source until then. After that, the rise was much steeper動詞を繰り返さずに、変化の速さが変わったことを示しています, and wind equalled coal at 25 in 2015 before overtaking both fuels正確で簡潔な表現で、「fuels」を使うので、名前を繰り返さずに済みます in 2020, when it reached 45. The contrast with coal is the most striking feature of the graph対比は名指ししていますが、数値で示すよりも、述べるだけになっています.

Band 8

The graph shows annual electricity generation from coal, gas and wind in one country, in terawatt-hours, at five-year intervals from 2000 to 2020.

Overall, coal declined at every interval, while wind rose from the smallest source to the largest and gas rose before levelling off just below its peak方向、規模、最終的な順位を1文で示し、数値を出さないので詳細の役目を奪っていません.

Coal began as the dominant source at 60 terawatt-hours, three times the figure for gas, but it lost ground着実な減少を表す、慣用的で正確な表現です at every interval and had fallen level with gas at 40 by 2010過去完了で、述べている時点より前に起きたことを表しています. Thereafter the two diverged次の段階を始め、対比を明示するので、つなぎの語が要りません: coal dropped to 10 by 2020, one sixth of its level in 2000, whereas gas peaked at 45 in 2015 and slipped back only slightly, to 40.

Wind followed the opposite course. From a mere 2 terawatt-hours it crept to 12 by 2010, still the smallest source, then more than doubled in the next five years to equal coal at 25, and had pulled ahead of gas, then at 40, by reaching 45 in 2020挙げられたgasの数値は、windとの比較に決着をつける数値です. The shift is abrupt rather than gradual変化がどのように起きたかを述べる、正確な対比です, with most of the growth coming after 2010.

バンドを変えたポイント

以下の説明は、このサイトが言い換えた公開の評価基準に沿っています。引用は、その文で挙げたバンドの解答から取ったものです。

Task Achievement

バンド6のレポートはoverviewがあり、特徴の選び方も合っていますが、詳細がグラフと常に一致するわけではありません。バンド6では、「stayed stable at 40 in 2020」は45から下がった線を読み違えており、「I think wind is a good source and it will grow more in the future」は、グラフが裏づけられない意見と予測を加えています。overviewでは「a lot」が2回使われているので、読み手には方向しか分からず、大きさは分かりません。

バンド7は、各線に方向と最終的な順位を与えています(「wind grew from the smallest source to the largest」)。特徴ははっきり挙げられていますが、最後の文「The contrast with coal is the most striking feature of the graph」は、比較を挙げるだけで、証明していません。

バンド8は、各特徴を、それを裏づける数値で示します。「had pulled ahead of gas, then at 40, by reaching 45 in 2020」と書くので、比較とその根拠が1文に収まっています。ここで言い換えている評価基準の文言は、バンド7のTask Achievement(課題の達成度)の欄にあります。

Coherence and Cohesion

バンド6のレポートは4つの段落で構成されていますが、つなぎが取ってつけたようです。バンド6では、windの段落が「and then it increased very quickly」と続き、すでに使った動詞を繰り返しています。

バンド7は、つなぎの手段を合う場所に置いています。「by contrast」でwindに話を移し、「After that, the rise was much steeper」で変化の速さが変わったことを示します。各段落は、グラフの1本の線にとどまっています。

バンド8は、ラベルなしで次に渡します。「Thereafter the two diverged」は、coalとgasの話の2つ目の段階を始め、次に何が起きるかを述べています。「Wind followed the opposite course」は、直前に述べたことを指し戻して、次の段落に移ります。取ってつけたようなつなぎは、バンド6のCoherence and Cohesion(一貫性とまとまり)の欄に説明があります。

Lexical Resource

バンド6の語彙は課題をこなせる幅がありますが、一般的な語にとどまっています。「went down a lot」と「went up a lot」は、動きごとに正確な動詞を使えば果たせる役割を肩代わりしています。

バンド7は柔軟で、おおむね正確です。「overtaking both fuels」は簡潔で、動きを表す動詞を繰り返さず、使い分けています。

バンド8は、正確さを基準に語を選んでいます。「lost ground」は、弱い動詞を使わずにcoalが着実に減ったことを表し、「abrupt rather than gradual」は変化がどのように起きたかを述べています。珍しい語は、珍しいという理由だけでは使われていません。この制御力は、バンド7のLexical Resource(語彙力)の欄に説明があります。

Grammatical Range and Accuracy

バンド6のレポートは、単文と複文が混ざっており、誤りは同じものが繰り返されます。バンド6では、「fall every five years」と「grow to 45 in 2015」が、過去形が必要なところで原形を使っており、注意して見直せば気づける誤りです。

バンド7には複数の種類の複文があり、多くは誤りがありません。「peaked at 45 in 2015 before easing to 40 in 2020」は、2つの段階を1つの構文にまとめています。「Gas, which were level with coal」には、1つミスが残っています。

バンド8は幅が広がり、ほとんどの文に誤りがありません。「had fallen level with gas at 40 by 2010」は、過去完了を正しい理由で使っており、「Thereafter the two diverged」のあとのコロンが対比を準備しています。比較のためにバンド8のGrammatical Range and Accuracy(文法の幅と正確さ)の欄もご覧ください。

この課題の落とし穴

これらは折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフ、表のガイドから取ったもので、どれもバンド6の解答に見られます。

  • あいまいなoverview。 「Went down a lot」は方向を示しますが、大きさがありません。overviewでは、各線がどちらへ動いたかだけでなく、最後にどの線が最大かを述べましょう。
  • 線の最後の点を読み違える。 gasは2015年にピークを迎え、そのあと下がりました。終わりを「stable」と呼ぶレポートは、傾きを読み違えており、そばの数値がその誤りを示します。
  • 意見や予測を述べる。 バンド6の解答は、windについての見解で終わります。課題は情報を説明することなので、最後の文はデータにしましょう。
  • 1つの動詞を繰り返す。 折れ線グラフはすべてが動きなので、「increased」を3回使うレポートは、この課題が評価する語彙を無駄にしています。

これらの解答の使い方

まず、同じグラフについての自分のレポートを20分で書きます。次に、3本の解答を自分の文章と1段落ずつ読み比べ、4つの評価項目それぞれで、自分の段落がどのバンドに近いかを考えましょう。

その次に、同じコードで自分の答案に印をつけます。overviewを述べた箇所、つなぎが論理を運んでいた箇所、語がぴったり合った箇所、採点者が丸をつけそうなミスです。これらのページの文を暗記してはいけません。IELTS.orgは暗記した内容に減点しますし、試験のグラフはこれと一致しません。そのあと、5年分の数値の表から自分で折れ線グラフをもう1つ作り、同じように説明してみましょう。

アプリの採点方法

IELTS Mentor AIは、Task 1のレポートに、4つの評価項目それぞれのバンドの幅(厳しめの読みから寛容な読みまで)を示し、そのあと評価項目ごとに、できていた点と改善の方法を表示します。Data Accuracy(データの正確さ)カードは、グラフの読み違いと言語上のミスを分けて示します。エディターは20:00の時間制限つきで、語数がリアルタイムで表示され、150語の最低語数と照らせます。

試験対策の中での位置づけ

このページは、計画の立て方を説明している折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフ、表のガイドと、テスト全体を扱うWritingのテスト形式のガイドの関連ページです。ほかの図表にも同じ演習があります。棒グラフ、円グラフ、表、プロセス図、地図、2つのグラフです。Task 1の練習ツールはIELTS Writing Task 1練習を、Writingのスコアの決まり方はIELTS Writingのスコアはどう計算されるかをご覧ください。

よくある質問

このIELTS Writing Task 1の解答例は、実際の試験問題のものですか?

いいえ。架空のグラフと切りのよい数値をもとに、このサイトのために書いたもので、IELTSによる採点は受けていません。それぞれが示すバンドは、公開されている評価基準についてのこのサイトの解釈であり、試験官がつけたスコアではありません。

バンド8の折れ線グラフの解答を暗記して、試験で使ってもよいですか?

いいえ。IELTS.orgは、暗記した内容や盗用した内容に減点すると述べています。試験で出るグラフは別のものなので、暗記したレポートではそのグラフを説明できません。3本の解答は自分の文章と比べるために使い、目の前の図を説明しましょう。

試験で折れ線グラフは出ますか?

IELTSは、出題されるグラフの種類の一覧を公表していません。IELTS.orgが述べているのは、Academic Task 1では1つまたは複数のグラフ、図表、表、または図が出ることがある、という点だけです。折れ線グラフは、このサイトでの練習用の形であり、出題が約束された形ではありません。

バンド8の解答は、何語くらい書けばよいですか?

IELTS.orgは、約20分で最低150語を求めており、上限は定めていません。ここの3本は170語から200語で、どれも制限時間内に書ける長さです。

AIの即時フィードバックで練習

アプリで回答を録音すると、文法、語彙、流暢さ、発音を数秒で分析します。

有料アプリ:料金について · 請求と返金 · サポート

関連コンテンツ

サイト内の関連コンテンツ

ガイド一覧 →