IELTS Task 2の「advantages and disadvantages」型エッセイの書き方
簡潔な答え
まず問いの最後の一文を読みます。「Do the advantages outweigh the disadvantages?」は判断を求める問いなので、どちらが強いかを述べ、最後までその立場を貫く必要があります。「Discuss the advantages and disadvantages」は両方の側面を扱うことを求めており、判断は求めていません。どちらの場合も、各側面に説明と具体例を添えて掘り下げます。IELTS.orgのTask Response(課題への応答)の評価項目は、問いのすべての部分に答えること、そして考えを展開し裏づけることを求めています。
アプリはTask 2のエッセイを4つの評価項目で採点し、Examiner's Summaryを示すので、各側面が掘り下げられているか、判断が明確かを確認できます。
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アプリの画面表示は英語です。このサイトでは、アプリについて日本語で説明しています。
目次
IELTS.orgのAcademic(アカデミック・モジュール)のWriting(ライティング)の形式のページは、Task 2を、論じるべき意見、主張、問題として紹介しています。出題を種類に分けてはいません。「advantages and disadvantages」は、練習教材で使われる出題形式の1つの呼び名です。ある進歩や習慣が挙げられ、その良い点と悪い点を比べるよう求められます。4つの評価項目はどの形式でも同じなので、このガイドは1種類の出題文の読み方を示すものであり、試験の追加ルールではありません。
このページでは、似ている2種類の出題文の見分け方、バンド6と7でTask Responseに求められること、計画の立て方、段落の構成、落とし穴を取り上げます。テスト全体はWritingのテスト形式のガイドで扱っています。
この記事のポイント
- 「Outweigh」の問いは判断を求めます。「Discuss the advantages and disadvantages」は両方の側面を扱うことを求めます。
- 計画を立てる前に、問いの最後の一文を読みましょう。
- 各側面は、名前を挙げるだけでなく、説明と具体例で掘り下げます。
- 判断を述べる場合は、導入から結びまで同じ立場を保ちます。
- Task 2のどの形式も、同じ4つの評価項目で採点されます。
IELTSの区分ではなく、出題の形
IELTS.orgによると、Task 2ではトピックが与えられ、関連する論点を、根拠や例に裏づけられた明確な主張として、まとまりのある文章で論じる必要があります。エッセイの種類は挙げておらず、どの形式がどのくらいの頻度で出るかも述べていません。複数の形式が混ざった問いは、目の前の指示を部分ごとに順に追って答えます。
似ている2種類の出題文
どちらも、ある習慣や変化を挙げ、メリットとデメリットに触れています。違いは最後の指示です。
判断を求める形
- 「Do the advantages of this outweigh the disadvantages?」
- 「Do you think the benefits are greater than the drawbacks?」
比較を求められているので、問いにはどちらが勝つかを述べる部分があります。これを書かないと、課題の一部に答えていないことになります。
両面を扱う形
- 「Discuss the advantages and disadvantages of this.」
- 「What are the advantages and disadvantages of this?」
求められているのは両面を扱うことです。どちらが強いかは問われていません。判断を加えることが有利か不利かについて、IELTSは何も公表していません。そのため、問われたことに答え、両面を十分に掘り下げるのが慎重なやり方です。最後に短く判断を述べるのは任意で、掘り下げの代わりにしてはいけません。
2つが組み合わさった出題もあります。「Discuss the advantages and disadvantages and say whether you think they outweigh each other.」はその例で、判断も含まれます。
バンド6と7でTask Responseに求められること
以下は、公開されている評価基準をこのサイトが言い換えたものです。Writing評価基準で一覧できます。
バンド6。 問いのすべての部分に答えていますが、1つの部分が他の部分よりずっと大きく扱われることがあります。意見はトピックに沿っています。結びが不明瞭になったり内容を繰り返したりすることがあり、1つか2つのポイントは名前が挙がるだけで説明がありません。
バンド7。 すべての部分に答え、エッセイを通じて1つの立場が、あとで覆されることなく貫かれています。主なポイントは、触れるだけでなく、説明され裏づけられています。それでも、大づかみな主張が部分的に残ります。
この形式での「部分」とは、メリット、デメリット、そして判断を求める形では結論のことです。バンド6に多い偏りは、片側に3つのポイントがあり、もう片側は1文だけ、というものです。バンド7のエッセイは両側に妥当な分量を割き、各ポイントを掘り下げます。4つの評価項目すべての詳細は、IELTS Writingでバンド7を取るにはをご覧ください。
各側面の掘り下げ方
読み手がそのポイントの重要性を理解できたとき、ポイントは掘り下げられたといえます。3つの手順を使います。
- メリットまたはデメリットを1文で述べます。
- それがどのように生じるか、誰に影響するかを説明します。
- 具体的な例や結果で裏づけます。
「Working from home saves time」は、述べただけの文です。「Working from home removes the daily journey, which gives people time they can spend on rest or family, and a parent who would otherwise leave before the school run can now be present for it」は掘り下げられています。
各側面につき、掘り下げたポイントは通常2つあれば十分です。3つ目がある場合は、加える前に最初の2つを仕上げましょう。各側面は公平であることも大切です。論破するために作り出したデメリットではなく、実際にあるデメリットを書きます。
数分で計画を立てる
IELTS.orgは、Task 2は40分以内で書くものだと述べています。そのため、計画は短くする必要があります。
- 最後の一文を読み、判断を求めているかどうかに印をつけます。
- メリットを2つ、デメリットを2つ、それぞれ1つのフレーズで書き出します。
- 判断を求める場合は、ここで結論を決め、1文にします。「The advantages outweigh the disadvantages because…」またはその逆です。
- 残すポイントそれぞれに、説明と例を加えます。
- 結論とポイントを照らし合わせます。最も強いポイントが反対側にあるなら、ポイントではなく結論のほうを変えます。
4段落の基本の構成は、Task 2のエッセイ構成の記事を参照してください。上の手順は、この出題形式でその構成を埋めるものです。
段落の構成
- 導入。 トピックを自分の言葉で述べたあと、結論(判断を求める形)か、両面を扱うという1文(両面を扱う形)を書きます。
- 本論の第1段落。 メリットを1つか2つ、それぞれ述べ、説明し、裏づけます。
- 本論の第2段落。 デメリットを同じ組み立てで書きます。判断を求める形では、メリットよりなぜ弱いのか、または強いのかを示して終えます。
- 結び。 もう一度結論を述べるか、両面を短くまとめます。新しい内容は加えません。
IELTSは、段落の順序や数を必須としては公表していません。各側面に1つずつ、本論を2段落にするのは、わかりやすい実用的な選択です。
具体例(架空)
以下の問題文、アウトライン、段落は練習用に作った架空のものです。実際の試験問題ではなく、段落もバンドを得た模範解答ではありません。
問題文(判断を求める形):More and more office workers now do their jobs from home. Do the advantages of this development outweigh the disadvantages?
アウトライン
- 結論:ほとんどの事務の仕事では、メリットがデメリットを上回ります。
- メリット1:毎日の通勤がなく、休息や家族のための時間が増えます。
- メリット2:働く環境を自分で整えられるため、集中しやすくなることがあります。
- デメリット:孤立しやすく、同僚から学ぶ機会が減ります。
- 結び:人との接点が減るのは事実ですが、その影響は小さくできます。
デメリットについての段落例(架空):
The main drawback of working from home is that it weakens the informal contact that office life provides. A new employee who sits alone at a kitchen table cannot overhear how a colleague handles a difficult call, nor ask a quick question without writing a message and waiting. Over time this can slow learning and leave people feeling cut off from their team. However, these problems can be reduced by regular video meetings and a few days in the office each month. Since the benefits of saved time and better concentration remain, I believe the disadvantages, though real, do not outweigh the advantages.
問いが両面を扱う形だった場合は、最後の文を結論ではなく、単なる要約にすることもできます。この形式の別の架空の問いに、バンド6、7、8でそれぞれ全文を書き、各フレーズに注釈をつけた例は、「advantages and disadvantages」型のIELTSエッセイ:バンド6・7・8にあります。
この形式に特有の落とし穴
判断を書かない。 「Outweigh」の問いに、結論を書かず2つのリストだけで答えると、1つの部分が抜けます。
掘り下げの代わりに、求められていない結論を加える。 両面を扱う形では、両側面のための分量を確保しましょう。
説明のない2つのリスト。 「isolation」と挙げるだけで、誰に影響するのか、なぜ重要なのかを書かないと、見出し止まりになります。
ポイントと矛盾する結論。 デメリットを長々と論じておいて、メリットが勝つと結論づけると、立場が途中で動いたと受け取られます。
各段落で両面を混ぜる。 メリットとデメリットを1文ごとに交互に書くと、論の進み方が追いにくくなります。
不公平な側面。 簡単に退けられるよう弱く作ったデメリットは、ほとんど効果がありません。
ポイントが多く、掘り下げが浅い。 名前だけ挙げたポイントが6つあると、展開が足りない印象を与えます。数を減らして掘り下げましょう。
アプリの採点方法
IELTS Mentor AIは、Task 2のエッセイに、Writing全体のバンド、4つの評価項目それぞれのバンド、Examiner’s Summary(試験官による総評)を示します。評価項目ごとに、できていた点と改善の方法も表示されます。時間制限つきのエディターは40:00から始まり、語数がリアルタイムで表示されるので、250語の最低語数と照らせます。この形式では、Task Responseのコメントを見ると、結論が明確だったか、両面が掘り下げられていたかがわかります。
試験対策の中での位置づけ
これは複数ある形式の1つです。2つの意見が示され、自分の意見を求められる場合は、「discuss both views」型の問いへの答え方を参照してください。判断する対象の主張が1つ示される場合は、「agree or disagree」型の問いへの答え方を参照してください。両方のTaskからWritingの結果がどう決まるかは、IELTS Writingのスコアの計算方法で読めます。
よくある質問
「outweigh」と「discuss the advantages and disadvantages」は何が違いますか?
「Outweigh」は2つの側面を比べて、どちらが強いかを決めることを求めます。そのため、判断は課題の一部です。「Discuss the advantages and disadvantages」は両方の側面を扱うことを求めます。評価項目はどちらも同じですが、答えるべき問いの部分が違います。計画を立てる前に、最後の指示を読みましょう。
問いが求めていなくても、自分の意見を述べるべきですか?
IELTSは、意見を求めるとも禁じるとも公表していません。無難なのは、出題文の指示が求めることに答えることです。短く意見を添える場合は、議論と矛盾しないようにし、問いが実際に求めている両面の展開の代わりにならないようにしてください。
メリットとデメリットの数は同じにする必要がありますか?
いいえ。IELTSは数を公表していません。公開されているバンド6の記述は、問いの1つの部分が他より大きく扱われる状態を挙げており、バンド7では各部分に妥当な分量が割かれます。両面をバランスよく掘り下げることを目指し、問いが判断を求める場合は、判断に合わせて重みを傾けて構いません。
メリットを2つ、デメリットを1つ書いてもよいですか?
議論に合っていて、各ポイントが掘り下げられていれば構いません。outweighの問いでは、強いと判断した側により重みを置くのは自然です。それでも、弱いほうの側面も検討したことが伝わる程度には掘り下げましょう。
この形式に決まった構成はありますか?
IELTSは必須の構成を公表していません。IELTS.orgはTask 2を、論じるべき意見、主張、問題として説明しており、これらの形式は練習教材で使われる呼び名です。よくある構成は、各側面に1段落ずつ充てる形ですが、大切なのは両面が掘り下げられていることと、問いの最後の指示に答えていることです。