IELTS Readingの完成形式の問題と語数制限
簡潔な答え
IELTS Reading(リーディング)の完成形式の問題では、空欄を本文から取った語で埋めます。「summary completion」(要約の完成)の1つの種類では、リストの語で埋めます。どちらも、指示にある制限、たとえば「NO MORE THAN TWO WORDS AND/OR A NUMBER」の範囲内で答えなければなりません。IELTS.orgは、語数制限を超えて書くとその問題の点を失うと述べています。語はパッセージのつづりのとおりに写し、答えを空欄に入れても文が正しく読めるかを確認し、ハイフンでつながれた語は1語と数えます。
目次
完成形式の問題は、Readingのテストで最も易しい部分に見えます。答えはパッセージの中にあり、写すだけだからです。そのあとで、2語までのところに3語書いたり、長い語の1文字を落としたりして1点を失い、スコアが読解力に見合わなくなります。ここで失う点の大半は、読解ではなく、指示で失われます。
このガイドでは、Academic(アカデミック・モジュール)版の完成形式の仲間を扱います。文の完成、要約、メモ、表、フローチャートの完成、そして図のラベルの完成です。問題形式の全体は、Academic Readingの形式と問題形式のガイドに載っています。
この記事のポイント
- 先に指示を読みます。語数制限は問題の一部で、超えるとその問題の点を失います。
- IELTS.orgによると、ハイフンでつながれた語は1語と数えられ、短縮形は出題されません。
- 語は、パッセージのつづりのとおりに写します。つづりも答えの一部です。
- 空欄の周りの文を確認します。その文法が、どんな種類の語が欠けているかを教えてくれます。
- IELTSは、各問題形式の出題頻度の数字を公表していないので、すべてを練習します。
語数制限についてIELTS.orgが述べていること
IELTS.orgのAcademic Readingの形式のページは、指示を、たとえば「NO MORE THAN TWO WORDS AND/OR A NUMBER」のように示しています。同じページに「You will lose the mark for writing more than the word limit.」とあります。IELTS.orgは、この規則を、文の完成、要約、メモ、表、フローチャートの完成、図のラベルの完成、短答式についても繰り返しています。
数え方を簡単にする規則が、あと2つあります。「check-in」のようなハイフンでつながれた語は1語として数えられるので、2語までの制限なら、「well-known landmark」が書けます。また、「they’re」のような短縮形は出題されないので、アポストロフィを書く必要はありません。
制限は、目標ではなく上限として読みます。「no more than two words」は、1語でも構いません。「and/or a number」は、数字が単独でも、語と並んでも使えるという意味で、「2019」も、「2019 survey」も答えになります。
完成形式の2つの種類
IELTS.orgは、「sentence completion」(文の完成)を、本文から語を選んで各文の空欄を埋めるものと説明しています。要約、メモ、表、フローチャートの完成には2つの種類があり、ページにははっきり書かれています。1つ目は、空欄に合う語を本文から選ぶもの、2つ目は、語のリストから選ぶものです。
これで取り組み方が変わります。1つ目の種類では、答えは常にパッセージの一続きなので、探してから写します。2つ目の種類では、リストが半分の仕事をしてくれますが、落とし穴は選択肢そのものです。1つの空欄に2、3の選択肢がもっともらしく見えるからです。意味と文法の両方で選びます。要約は、たいていパッセージの言い換えなので、選ぶべき選択肢がパッセージと一語一句一致するとは限りません。
「diagram label completion」(図のラベルの完成)は、図を説明するテキストを使って、図のラベルを完成させます。IELTS.orgは、この形式と要約の課題の答えは、本文と同じ順序で並ばないことがあるものの、通常は本文全体ではなく、1つの部分から出ると述べています。これは役立ちます。プロセスや図を説明しているパッセージの部分を見つければ、そこにとどまれるからです。
文の完成
IELTS.orgは、「sentence completion」では、問題は本文の情報と同じ順序で並んでいると述べています。そのため、問題ごとにパッセージを探し直すのではなく、パッセージを1回通して進められます。
問題の中の特徴的な語、つまり名前、日付、珍しい名詞から、段落を見つけます。問題はたいていパッセージの言い換えなので、空欄は、問題自身の語の隣ではなく、パッセージにおけるその考えの位置の近くにあります。
要約、メモ、表、フローチャートの完成
ここでは、本文の1つの部分の要約を埋めます。続いた文章のこともあれば、メモ、表、フローチャートのこともあります。まず見出しを読みます。要約がパッセージのどの部分を扱っているかが分かり、1組の空欄を埋めるために3つのパッセージすべてを読まなくて済みます。
フローチャートでは、矢印が順序を示します。パッセージはプロセスを説明していて、空欄はその手順です。パッセージの中の「first」「then」「finally」のような順序を表す語を探します。表では、行と列の見出しが、答えの位置を探すキーワードのように働きます。
文法は空欄の手がかり
パッセージを探す前に、空欄の前後の語を見ます。
- 「a」や「an」のあとには、単数の名詞が入り、形容詞が付くこともあります。「the」のあとも同じか、すでに特定されている名詞です。
- 「is」や「was」のあとには、形容詞、名詞、過去分詞が入ることがあります。
- 「of」の前には、たいてい名詞が入ります。
- 空欄のあとに「kilometres」や「per cent」のような単位が続くなら、入るのは単位ではなく数字です。
文法を使って、間違った候補をすぐに除外します。空欄に名詞が必要なのに、見つけた句が副詞なら、パッセージの場所は正しくても、語が違います。
つづりは正確に写す
点が与えられるのは、書かれたとおりの答えに対してです。つづりを間違えた語は、不正解です。これが起きるのは長い語で、たとえば「accommodation」です。答えを見つけたら、入力する前に、パッセージに戻って1文字ずつ比べます。写すというのは、足さないという意味でもあります。「the central database」は、2語までの制限に対して3語です。
IELTS.orgは、語の形を変えることについて何も述べていないので、読みやすいからといって複数形を単数形にしないでください。見つけた語が空欄の文法に合わないなら、おそらく見つけた語が違っています。
落とし穴
- 忘れた制限。指示は、同じテストの中でも課題ごとに変わることがあるので、セットごとに確認します。
- 余分な冠詞。空欄の前の文にすでに「a」があるなら、もう1つ足さないでください。
- 重ねた単位。空欄のあとに「%」や「years」がすでに印刷されているなら、数字だけを書きます。
- 1つの文に2つの候補。パッセージが似た2つのことを近くで述べていて、「initially」のような限定表現を含む、問題の正確な表現に合うのは1つだけです。
- 余りの語があるリスト。リスト形式の要約では、空欄より選択肢が多く与えられています。文法に合う語でも、意味が変わるために間違いになることがあります。
具体例
この例は説明のために作ったもので、過去のテストのものではありません。
パッセージ:「Every morning the crew measured the temperature of the harbour water. The readings were then sent to a small team, who stored them in a central database and, from there, published them on a public website.」
問題:「Daily water temperatures were kept in a ..... before being published online. Write NO MORE THAN TWO WORDS.」
まず文法から始めます。空欄の前に「a」があるので、単数の名詞が必要で、形容詞が付くかもしれません。キーワードで場所を探します。「temperature」と、「kept」を言い換えた「stored」です。パッセージには、測定値が「in a central database」に保存されたとあり、「central database」は、制限と文法に合います。
次に、間違った答えを試します。「A central database」は3語で、文にすでにある冠詞を重ねています。「Central database on a public website」は制限を超え、保存することと公開することを混同しています。「Small team」は、測定値が送られた先であって、保管された先ではないので、意味で外れます。「Central database」だけが3つの確認すべてを通ります。パッセージから取られ、文法に合い、制限の範囲内です。
すべての完成形式の問題の進め方
指示を読み、制限をメモします。文法から、どんな種類の語が欠けているかを判断します。特徴的なキーワードでパッセージの部分を見つけ、そのまわりを読んで問題の言い換えを探します。語数を数え、パッセージと1文字ずつ比べ、答えを入れた文全体をもう一度読みます。
ミスを使って原因を分類する
練習のテストを見直すときは、失った完成形式の点を4つの原因のどれかに分類します。制限を超えた、語のつづりを間違えた、パッセージの間違った場所を見つけた、場所は理解したのに間違った語を選んだ、です。最初の2つは習慣で、探せばすぐになくなります。あとの2つは読解力です。IELTS Mentor AIでは、Readingの間違えた答えにはすべて、それを決めるパッセージ内の文へのリンクが付くので、3つ目と4つ目の原因を、最初の2つと区別しやすくなります。
試験対策の中での位置づけ
IELTSは、1回のテストに各問題形式が何問出るかの数字を公表していないので、前回が完成形式中心だったからといって、次のテストもそうなると決めつけないでください。キーワードで探し、丁寧に読むという同じ習慣は、見出しの選択やTrue/False/Not Givenにも引き継がれます。次のガイドは、短答式の語数制限の規則が同じ多肢選択式と短答式の問題を扱います。テスト全体の構成は、Readingの問題数についての答えをご覧ください。
よくある質問
IELTS Readingでは、ハイフンでつながれた語は1語と数えますか?
はい。IELTS.orgのAcademic Readingの形式のページには、「check-in」のようなハイフンでつながれた語は1語として数えられると書かれています。「they're」のような短縮形は出題されないとも書かれているので、アポストロフィをどう数えるか悩む必要はありません。
制限が2語のときに3語書くとどうなりますか?
その問題の点を失います。IELTS.orgは、語数制限を超えて書くとその問題の点を失うと述べており、余分な語が正しい句の一部であっても同じです。書く前に指示の制限を確認し、次に進む前にもう一度、答えを制限と照らして確認してください。
完成形式の答えは、パッセージと同じ順序で並んでいますか?
いつもではありません。IELTS.orgは、「sentence completion」と「short-answer」の答えは、本文の情報の順に並んでいると述べています。「summary」「note」「table」「flow-chart」「diagram label completion」については、答えが同じ順序で並ばないことがあるものの、通常は本文の1つの部分から出ると述べています。
パッセージの語の形を、たとえば単数形から複数形に変えてもよいですか?
IELTS.orgは、答えは本文の語から選ぶとしており、形を変えることについての指針は公表していません。安全な習慣は、パッセージにあるとおりに語を写すことで、空欄の文法に合わないなら、本文の別の箇所から選び直すことです。